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俺ロックフェスティバル

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続・15年振りに見たBUMPは僕の目には小さく映った

 

 

 

 

 

 

 

※このエントリーにはネタバレがあります。

 
 
#この記事は1つ前の記事の続きです。
 
 
f:id:soudaninn:20160416140408j:image
 
 
 
 
 

 
 
今回僕はぼっち参戦だ。
 
スタンディングのライブなら全然気にならないのだが、
座席指定だとちょっと気を使う。
(結構でかい声で歌うから笑)
 
僕の席は通路から3番目。大学生くらいの男性2人組に会釈しながら座席へ。
逆隣(ぎゃくどなり げきりんじゃないよ)のカップルに気を遣いながら椅子に座ろうとすると、
ん?なんか貼りつけてある。
 
 
 

あーはいはいこれね。PIXMOBねー知ってる知ってるー。
 
 
 
 
 
ぴっくすもぶ?なんだこれ?
 
東京ドームの時に配られていた「ザイロバンド」的なやつだ。
会場アナウンスの指示通り右腕に装着。
 
(しかし我ながら腕細えな笑)
 
 
 
 
 
 
カバンを置き上着を脱ぎ、席に着く。
 
隣のカップルの話しをよく聞いてみると、どうやらカップルでは無く
お互いぼっち組の様だ。
それなら遠慮することはない。
僕も話しに混ぜて貰おうじゃないか。
 
 
 
 
 
 
バンプのライブよく来るんですかー?」
 
「ファン歴どのくらいですかー?」
 
「他にどんな音楽聴きますかー?」
 
「1曲目なんだと思いますかー?」
 
 
 
 
 
これらの言葉が僕の心の中でむなしく響き渡った。(人見知り)
 
 
 
 
 
 
僕の座席は3塁側の下段席の真ん中あたりで、4万人中1万8000番目くらいに良い席だ。(多分)
 
ここからじゃ流石に肉眼でステージを見ても人の顔まではわからない。
 
 
 
そうこうしている内に(何もしてない)巨大スクリーンにてカウントダウンが始まった。
 
 
 
300  299   298  ...
 
 
 
えっと、何分だっけか?
 
 
 
「あと5分!」と周りから聞こえる。
 
 
 
 
 
 
 
もうすぐ、もうすぐ
BUMP OF CHICKEN初のスタジアムツアーが、
初の京セラドーム公演が、
そして僕にとって15年振りバンプのワンマンライブが始まる。
 
 
 
 
 
 
 
数字が小さくなるにつれてどんどんとカウントダウンを刻む声が増えていく。
 
そして4万人の「ゼロー」の歓声と同時に4人の男たちがステージへと現れた。肉眼じゃ誰なのかわからない。
 
 
 
 
 
4人の男たちが現れるとさっきのカウントダウンとは比べ物にならない歓声や
悲鳴が会場全体から聞こえた。
 
4人の男のうち1人は後ろの高台に座った。
4人の男のうち1人は金髪だった。
4人の男のうち1人は背が高く金髪の男と逆側へ向かった。
 
4人の男のうち1番オーラのある男がいた。
その男はゆっくりと歩きステージ前方の中央で止まった。
4万人の眼差しが全てその男へと向けられている。
その男もその全ての眼差しと目を合わせているかの様な、そんな間があった。
 
そして。
 
 
 
 
扉開けば 捻れた昼の夜
昨日どうやって帰った 体だけが確か
おはよう これからまた迷子の続き
見慣れた知らない 景色の中で
 
 
 
 
 
 
 
間違いない!
BUMP OF CHICKENだ!
顔が見えなくても、表情が見えなくても、
この声、この歌、この演奏!
BUMP OF CHICKENだ。
 
高台の男はドラムの升だ!
金髪の男はベースのchamaだ!
背の高い男はギター増川!
そして残る一人の「その男」はボーカル藤原基央
15年前よりも遙かに大きくなったBUMP OF CHICKENが15年前見た時よりも遥か遠くに設けられたステージに現れた!
 
みんなの右腕のPIXMOBが輝きさっきまでの静かさが嘘のようにshowは始まった。
 

 
そして4万人それぞれが自分が今日その場にいる事を証明するかのごとく声を合わせて歌った
 
 
 
 
ハローどうも僕はここ
 
 
 
 
 
バンプにしては珍しい
「キャッチーなフレーズを繰り返す」
この歌も
今日この時の一体感を作る為に生まれたのではないか、そう思った。
 
続けて投下されたのはパレード。
巨大スクリーンには歌の世界観を表現した映像が流れる。
大きい会場ならではの演出だ。
(にくいねこの、この)
 
一瞬にして2曲が終り
 
 
ああ、ニューアルバム中心パターンね。はいはいわかりましたよ
 
 
 
と思った次の瞬間に藤原が3曲目を歌いだす。
 
 
 
週末の大通りを黒猫が歩く
 
 
 
「K」だ。
16年前に発売されたLIVINGDEAD収録曲。
15年前のライブではこの曲でダイブが起きていた。
小さなライブハウス時代から歌われてきた名曲がドームという広い空間を包み込んだ。
 
 
 
 
そして最初のMCを挟み続いて演奏されたのは「カルマ」。
このカルマまでの4曲はバンプの20年のロックナンバーのまとめの様な選曲だと思う。
 
カルマが終わり、照明が落ち、少し間が空いてやさしいイントロと
それ以上にやさしい藤原の歌が始まった。
 
 
 
 
 
気付いたらもう嵐の中で
帰り道がわからなくなっていた
 
 
 
 
 
ファイターだ。
優しく歌う1番から徐々に力強くなってゆく歌と演奏。
この曲の持つ力とドームという大きく広い空間が凄くはまっていた。
 
 
 
ここにいるためだけに
命の全部が叫んでいる
ちゃんと守れるように
作られた体で生まれたよ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして藤原の「新曲を聞いてください」を皮切りにニューアルバムから数曲立て続けに披露される。
 
 
 
藤くん「全然歌詞間違えてねえし!」
chama「俺、全然コード間違えてねえし!」
 
 
 
 
大盛り上がりの「大我慢大会」を終えるとメンバーはステージを降りた。
(大盛り上がりの大我慢大会って表現おもしろいな笑)
 
 
 
 
 
そしてアリーナ後方に設けられた「島」へとお客さんとハイタッチしながら向かう。
 
島ではお馴染みのアコースティックセットが並ぶ。
 
 
 
 
 
島。離れ島。
さっきまで無人島だったその島で演奏されたのは「孤独の合唱」、そしてMCを挟んでからの「ダンデライオン」。
 
 
 
 
僅か2曲の為に彼らは島までやってきた。
後方席のお客さんにとっては忘れられない2曲になったであろう。
(僕は真ん中らへんなんでどちらも遠い…)
 
 
 
 
 
そして照明が落ちる。メンバーが島を降りる。
今度は移動にライトは灯さない。
メンバーの姿は映らない。
その代わりに煌びやかな音が鳴らされる。
「GO」のイントロ(ロングバージョン)だ。
いつもワクワクしながら「Butterflies」をコンポにセットし再生ボタンを押すと僕らを迎えてくれるあのイントロが流れている。
 
 
 
いつも以上にワクワクしながらメンバーが到着するのを待つ。
 
 
 
歩くのが下手って気付いた 
ぶつかってばかり傷だらけ
 
 
 
 
 
僕も気付いた。
 
 
 
 
 
とても素晴らしい日になるよ
 
 
 
 
ありがとう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ライブも終盤に入り、
僕の知らない15年の間に生まれたライブの定番曲が次々と披露された。
 
 
 
 
 
そして。
 
 
 
 
 
 
 
ray
 
 
 
 
 
 
 
近年のバンプのこの活発で派手な活動の引き金役となったこの曲。
新しいバンプを象徴するこの曲。
 
 
発表から2年。
音源で何度も聞いた。
YouTubeでfeat.初音ミクバージョンを何度も見た。
Mステの録画も何度も見た。
東京ドームWILLPOLISのDVDでも何度も見た。
年末のSONGSもいっぱい見た。
紅白の録画も何度も何度も見た。
特典DVDの横アリライブも沢山見た。
 
 
だけど今日、初めて聞く。見る。
本物のray
 
 
 
 
 
 
 
 
◯×△どれかなんて みんなと比べてどうかなんて
 
 
 
 
 
 
 
 
僕の1番好きなフレーズ。
 
 
 
 
 
 
 
 
大丈夫だあの光の始まりには 君がいる
 
 
 
 
 
 
 
 
虹を待つ人のコールアンドレスポンス大会を楽しんだ後、
 
 
「最後の曲です」と「Butterfly
 
 
EDM感炸裂のイントロ。
後ろを向いてノリノリでギターを弾く藤原。
 
これが2016年型BUMPの真の姿である。
 
 
 
 
 
 
 
 
明日生まれ変わったって 結局は自分の生まれ変わり
 
 
 
 
 
初めてこの曲を聴いたとき、僕は少し戸惑った。
もっと血が通ったギターロックが僕は好きだ。
だけど彼らのこのステージを見てこの歌に血が通っていないなんてとても言えやしない。
 
 
 
 
全部嫌いなままで 愛されたがった 量産型
この心 自分のもの 世界をどうにでも作り変える
 
 
 
 
 
 
 
 
僕は一緒に歌った。BUMP OF CHICKENと4万人と一緒に歌った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
涙は君に羽根をもらって キラキラ喜んで 飛んだ踊った
消えてしまう最後まで 命を歌った 量産型
その心 自分のもの 君が見たものから生まれてゆく
何よりも綺麗な事 本当は もっと 知っている ずっと
 
 
 
 
 
 
 
 
アンコールの天体観測をもってこのshowは終わった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2時間ほどだったであろうか。
 
 
 
 
 
 
あっという間のように感じた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この15年間の様に。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
BUMPを好きになったきっかけは16年前に何気に買ったLIVING DEADの歌詞カードを読み虜になった。
藤くんの書く歌詞、描く世界の中で僕は生きている。
そう言うと大袈裟かもしれないが、むしろそうでありたい。
 
迷った時、苦しい時、悲しい時、立ち直れない時、諦めた時、辛い時、痛い時、自信を失った時、その次の術は全て
 
 
 
 
 
 

 
 
 
そう言うと大袈裟かもしれないが、むしろそうでありたい。
 
 
長々と失礼致しました。
ありがとうございました。
 
 
 
詳しいセットリストはこちら
 
 
 
 
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