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RUSH BALL2010

別サイトで書いたRUSH BALL2010のレポを添付します。どうぞ。


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まだ、夏フェスという言葉が定着していなかった2001年から数えて10年連続参戦のRUSH BALL!最早、習い事です。公文です。 


とにかく、暑い暑い暑い! 
間違いなく1番暑かった! 

そんなRUSH BALL2010のレポを簡単ではございますが、書き連ねて参ります。 
いつのまにか、2ステージ制になったこのフェス、観てないバンドも多いですが、許してください。 








完全に俺が好きな感じのバンドなんですが、シートで寝てました(笑) 
いわゆるメロディックパンクバンドなんだけど、そこだけに留まらない感じの音を出してました。ギターの ドゥクドゥクドゥクドゥク という音を聞くとやはり、ハイスタの影響を感じずにはいられないが、それ以外のどこを掴むかに懸けてる様に思いました。 









昨年のサブステージのトリから今回はメインステージへ。 
こちらも暑くて寝転んで観てました。 
寝転んでいると太陽が直で俺を狙って来やがるから、うちわを顔と太陽の間にカマして観ていました。 
端から見ると、完全に寝転がってうちわを読んでいる人でした。 
寝転がってうちわを読んでいる人in RUSH BALLでした。 
そんなテレフォンズですが、凄く前の方が一体になって盛り上がってたので羨ましかったです。 
シャ乱Qまこっちゃんみたいな人が終始ヘンテコな踊りをしてオーディエンスを煽ってました。 
事あるごとに「ディスコ!ディスコ!」いうてたテレフォンズはPerfumeの様なテレフォンズでした。 

始めは寝転んで観てたものの、後半はその盛り上がりに引っ張られ、ディスコを観て、聴いて、感じてました。 
凄い力あるバンドだな、と思っていたのですが、最後の「アーユーディスコー?」には「さすがに、それは賛同出来ひん」と思いました(笑) 

いいバンドでした!また観たい!イエス!アイアム ディスコー! 







docomoがメインスポンサーのフェスという事でauのCMソングでブレイクした彼らは当然の如くサブステージ(よしを♂談) 
しかし、このATMCと呼ばれるサブステージ、昔はただのブーステントだったけど今じゃ立派なステージになりましたね。 
こっちに出ても、「RUSH BALL出演」と言える様になりましたからね。 
Galileo Galilei、実は殆ど知りません。テレビも近年では録画して観る習慣がついたので、CM何ぞは観ません。 
ただ、やっぱりヒット曲のある、売れているバンドってのは凄いでっかい塊みたいなパワーを毎回ぶつけてくれるので、それを浴びに観て来ました。さぞ、あざになるだろう、と思い。 

さすが、サブステージ。余裕で前の方まで行けました。 
ボーカルくんの「ずっとアマチュアの頃、家やスタジオで練習してる時から、こんな大きなフェスでいつか演奏出来たらな、と妄想しながら思って音楽をやってきました。今年はその夢が叶いました」というMCにグッときました。 
来年は更に大きい夢を叶えて欲しい。 








今や日本のロックフェスには欠かせない存在となったACIDMAN。 
初っ端から音をガンガンぶつけ合い、ぶつけて来る。 
ストレイテナーが4人になった今、日本のスリーピースロックバンドの代表として3人だからこそ出せる音をうんぬんかんぬん、うんぬんかんぬん、何て思って観てたわけねーだろ、バカタレ! 
三十路なんでゆっくり観ようと思ってたのが気付けば前方まで行ってました。いつもの、「俺もACIDMANの一員だ!」病が出た様です。 

ラストのYour Song、ファーストアルバム最後の曲で最近のACIDMANには無い感じのシンプルなギターロックチューン。 
この曲がリリースされた頃を思い出した。

駅からチャリンコで当時住んでた実家へ帰る途中に聴いてた絵が浮かんだ。 

「とんでもないバンドが現れた。このバンド、ジャンルは違えどDragon Ashみたいになるんじゃないか、と思う」 

どこかのBBSにそう書いた。 

それらの絵がこの曲中で0.01秒ぐらい浮かんだ。 
0.01秒の間にそんなに沢山の絵が浮かんだから、脳がギュルルルルってなった。 
脳がギュルルルルってなったから僕は「うぉー!」と叫んだ。それがロックのライブだ。 


前後しますが、途中で新曲をやりました。ALMAという曲。 
ACIDMANならではの気取ってない、自然なミディアムチューン。 
僕の好きなロッキンライターの高橋美穂さんも絶賛していたを、「ぜひ聴いて欲しい」と大木も言っていました。 







03年に初めて観たテナーは2人組だった。 
次に観た時は、3人になっていた。 
昨年観たテナーは4人になっていた。 
そして今年…。 
一曲目、いきなり勝負開始のKILLER TUNE!ホリエのギターひと掻きで会場のテンションはMAXに!この瞬間が僕は好きだ。 

しかし、この曲終わりでドラムのシンペイがスティックを後ろに放り投げた。何人かが歓声をあげたが、パフォーマンスでは無く何かに切れている様子。 
ドラムのセッティングなのか、自分の調子なのか。 
しかし、そんな彼のアクションと、ピロウズ山中とGLAYJIROと3人で結成したプレデターズを脱退したという現状から、それだけ彼の、そしてメンバーの今の本気度が伺えた。 
テナー流ディスコチューン「DISCOGRAPHY」、ホリエがギターをキーボードに持ち替え唄うテナーの静の顔「SIX DAY WONDER」と続いたあと、ドラムのシンペイが叫ぶ。 
泉大津に集まった、バーサーカーに捧げます!」静の顔の次はテナーの動、いや暴の顔、体、部位、骨、血、魂、塊、「BERSERKER TUNE」! 
最早、オーディエンスとバンドのどつきあい状態。 
特に新曲でも無いのに、後日オンエアされたテレビやラジオで、この曲が使われていた事がその凄さを証明している。 
そして、間髪いれずに Little Miss Weekend!うぎゃー、何やこれ!?立て続けやないかー!この殴り合い勝てるわけあらへんやないかー!よっしゃ!こうなったらチンペイを出すしか無いわ!俺のチンペイをストレイテナーするしかないわ!うぎゃー! 

という気持ちを抑えて俺は、俺は泣く泣くサブステージへと向かった。 
今年のテナーは4人で音をぶつけ合い、一つのストレイテナーという塊を作っていました。 
人数は増えなくても(?)まだまだ武器を増やしていきそうなテナー。来年こそはトリを! 








テナーの曲に背を向けて、僕は歩く 
僕の心は弱虫ですぐに荒れてしまう 
だから金ピカにしてもらう為に 僕は歩くこの道を誰かが作ったこの道を 






難波章浩 -AKIHIRO NAMBA- 

ハイスタンダードの事実上のラストライブから、ちょうど10年。ドラムの恒岡がLOW IQ &THE BEAT BREAKERとして出演、ギターの横山はKen Yokoyamaとして、トリまでつとめた事のあるこのRUSH BALLについに、3人目の、いや、フロントマン、ハイスタ1人目の男が満を持して登場する。 
相変わらずのサブステージ前方。きっとすぐにメインステージへ移動できる様に後ろの方に人が溜まっているのだろう。 
俺は紙ヒコーキが届くくらいの距離で登場を待っていた。 
SEが流れ、難波登場。 
鳥肌が立った。出て来るとわかっていたのに、鳥肌が立った。 
出て来ると知らずに出て来たら何がでたのだろう。 
一曲目「JUNMP!JUMP!JUMP!」 
CDでは10年振りに横山と共演したこの曲。音源よりもピコピコ度を抑えてパンクモード全開! 
唄いながら難波が何やらゼスチャーを繰り返す。 
何のメッセージかわからないが、勝手に解釈。 
「俺、みんな、音楽、太陽、すべて、この胸の中に」 
よくわからんが、俺の心はもう金ピカになった。 
あとは耐久性を付ける為に上からニスを塗るだけ。 
そして、あの印象的なギターのリフが始まる。 
そのギターを弾いてるのはニセモノで、ホンモノは去年聴いた。 
そして、初めて、生まれて初めてホンモノの声を聴く。 

STAY GOLD

俺の、いや、みんなの鳥肌の一つ一つが人と化したのか。はたまた2000年に置いてけぼりにされたAIR JAM のキッズたちがタイムスリップして来たのか。さっきまでとは比べ物にならないくらい、人が群がる。 

怒涛の2分間だった。目と耳と肌に焼き付けた。 

この曲をケータイのムービーで撮影してる奴がいた。 
だいぶ、そいつは損してるな、と思った。 

難波の最新音源は「ROCK STITCH」で聴くことが出来る。 
多分、この曲は、 
今後の彼の活動に大きな影響を与える、導く曲だと思う。 
ハイスタンダードが好きだった人はぜひ聴いて欲しい。 








昨年春に、第3のピークを象徴する傑作アルバム「FREEDOM」をリリースし、「こりゃRUSH BALL楽しみだ」と胸躍らせていたのに、まさかの不参加。 
間違い無く、最多出演のDragon Ashが2年振りに登場! 
kjのオーラは相変わらず別格、別次元だ。 
当たり前の様にギターを手にするkj。少し前までは考えられなかった事だ。 
一曲目、運命共同体。FREEDOMの最後に収録されている曲。2年分の歓声が湧き、正にこの瞬間会場が運命共同体に。 
そして、一転してヘヴィなギターのリフが鳴る。 
2001年発売のアルバム収録の「Bring It」。 
RUSH BALLでこの曲をやるのも2001年以来だ。当時と違いギターを手に唄うKJが間奏で「かかってこいやー!」と叫ぶ。 
ただの暴動だ。笑顔の暴動、RIGHT RIOT! 
この曲終わりで隣にいた女の子が友人と喋っていた事がすごく印象的だった。 

「メッチャ、懐かしい!中学の時に好きやった曲やわ。何やったらこっちがど真ん中!」 

その後もLa bamba、Dear mosh pit 、AMBITIOUS、新曲Rock Band と2010年版DA showは続き、ここで今日初めてkjがギターを置いた。 

「別に、色んな音楽があって色んな才能のある奴が居て、それはそれで良いんだけど、一つだけ聞かせてくれ。 


ミクスチャーロックは好きですかー!? 


ファンタジスタ」 





うぉーー! 







静かなイントロが流れる。オーディエンスも静かに待つ、クラウチングスタート、 

GO! 





この日、この地で演奏された何十曲の中で一番有名な曲。2万人が一斉にスタートした。 
バンドへ向かって飛んでいくもの、 
肩を組み、サークルを作って、大合唱する集団、俺も知らない奴とハイタッチ。 

「お前たちの為に音楽やってんじゃねーんだよ!俺たちが聞かせてーからやってんだよ!」とkjが煽り、更にヒートアップ。 
feat という言葉をメジャーにしたDragon AshによるDragon Ash feat.2万人。いや、2万人でDragon Ash。 
孤高のスリーピースバンドだったDragon Ashが少しずつ仲間を増やして2万人になった。 
「ありがとうございました。Dragon Ashでした」 
笑顔で去って行くDragon Ash。それに手を振り歓声を上げる僕ら。NEXT REVOLUTIONは今、この瞬間からなのかもしれない。 






00年代の日本のロックシーンの宝物、細美武士がついに、RUSH BALLに初見参! 
しかし、すいません。Dragon Ashのせいで三十路の体力はもう限界って事でシートから観ました。 
しかし、凄いね!何が凄いって、人! 
10年通ってるRUSH BALLだけど、あんなにシートエリアから人が消え、あんなに前方に人が集まってるのは初めて見た! 
実は一枚しかアルバム聴いてないんで、知らない曲ばっかりだったが、ただただ、何の条件もなしで見てられる。 
下降しようのない、上昇し続けていく、the HIATUSウエノコウジと細美がバンドを組むと知った時、違和感を感じずにはいられなかった。 
しかし、もうここに違和感は全く無い。バンドメンバー全員が細美武士の様だ。早乙女太一だ。 







初めてちゃんと観た。3回目の出演なのに。デジタルのサウンドは結構喰わず嫌いで避けてきたので、曲は一曲も知らない。
でも、カッコ良かった! 
デジタルの仮面を被ったギターの音。それにもちゃんと表情がある事がわかった。 
気が付けば俺もブンブンダンスを踊っていて、来年もまた観てみたいと思った。 
最低でも、キケラウ キケラウぐらいは歌える様にして、一緒に本物のブンブンダンスを踊りたい。 
ブンブンダンスてなんや。 








1昨年、初RUSH BALL出演はサブステージだった。 
昨年、初のメインステージ。 
そして、今年。大抜擢。メインステージのトリである。 

「実は、こんなフェスでトリをつとめさせて貰うのは初めてでして…」 

早くも言葉をつまらせ、涙ぐむ山口。 
色んな思いがあったんだろう。 
いま、勢いのあるサカナクションの一つの到達点。 

「この場を用意してくれたRUSH BALLに感謝してます」 

祭りの終わり、祭りの終わりが始まった。



- Set List - 
M1.21.1 
M2.明日から 
M3.Klee 
M4.ネイティブダンサー 
M5.アルクアラウンド 
M7.ナイトフィッシングイズグッド 




俺はフェスの、RUSH BALLのトリのこの光景が大好きだ。 
2万人が、全員が立って最後の最後を楽しんでいる。 
俺はステージと逆側を向いて踊っていた。
目の前にはサカナクションに負けないぐらい笑顔で楽しんでいる人たち。 
走り回って叫んでいる人、バク宙をして、騒いでいる奴ら、シートの上で仲間同士でぶつかり合っている人たち。 
ステージから発せられているレーザー光線が客席の遥か後方まで伸びていく。 
それに触ろうとするも、少し、南の関空から飛び立つ飛行機が俺の代わりに光に触れにいく。 
この瞬間、サカナクションは空も制した。
陸海空、すべてを巻き込んだサカナクション。 

そして、最後の曲が告げられる。 
その強力な暑さ故に、「今日は沈まないんじゃないか」と思っていた太陽がちゃんと沈んだのと同じ様に、終わらない祭り、終わらないパーティーが終わりを迎える。 
RUSH BALLにとっての1つの革命。サカナクションにとっての1つの到達点。 
最後の曲、各々がそれぞれの今日一日、今日までの一日を振り返る。 


総ての演奏を終えた瞬間、サカナクション山口がマイクから外れ、後退りしながら、くしゃくしゃの顔で右手を強く握り、歓喜の雄叫びをあげる! 
それは2万人の中のたった一人、自分に向けてのモノだろう。 

「ありがとうRUSH BALL。また会いましょう」 

そして、祭りの終わりを告げる、大きな花火が泉大津の空に上がった。 

全アーティストのそして、2万人の輝きを凝縮した眩い花火。 

近くを飛んでいる飛行機にはきっと見えない、僕らが作り出した僕らだけの花火。 

RUSH BALL史上最大級の盛り上がりとなった、この日を象徴するかの様な、鮮やかな花火。 

来年もまた、みんなでこれよりもキレイで情熱的な花火が見れたらいいな、と思いました。おわり。 








PS 
このレポを書き上げた俺はサカナクション山口くん以上の歓喜のガッツポーズと雄叫びをあげました。 



SEE YOU NEXT SUMMER!