RUSH BALL08 レポ
このエントリーは2008年に別サイトに記したレポです。
行って参りました!
RUSH BALL!10周年の今年は初の2DAYS!
その初日に行ってきましたよ。
今年のテーマは行った人ならわかるでしょ。
ピース!PEACE!
音源のイメージではかなり暗くシリアスなバンドだが
ボーカルの人が常に笑顔で印象的でした。
反戦の歌を歌ってました。
『俺たちに興味ない人は別にいい。俺たちはただ俺たちが笑いたいから来ただけだから。ただひとつ、HAWAIIAN6が反戦の歌を歌ってたって事だけ覚えてかえってください。』
HAWAIIAN6終了後見事にスタンディングエリアから人が消えていく。
ゴリゴリのロックバンドの中にポツンと当てはめられた小谷さん。
しかし物怖じすることなくメンバー二人を引き連れて登場。
軽めの自己紹介を済まし演奏スタート。
演奏中に謎のおじさんが後ろをうろちょろしている。
『なんや?もしかしたらあのおっさん俺にしか見えてへんのか?』などと妄想しながらも、サウンドチェックしてるんだ、と納得。これぞミュージシャン!
『またこんなゴリゴリのロックバンドばかりが出るフェスに出たいです。』
入れ墨をした兄ちゃんたちも最後は聞き入ってました。
坊主パンクの重鎮!
初めて観るこのバンド、イメージと違いMCでも結構喋ってました。
『ほら、雨上がったでしょ。俺たちが来たら雨降らないんだよ。』
しかし皮肉にもまた雨が降ってきた…。
しかもその時の演奏曲『青すぎる空』
欠片もあらへんがな。にやにや。
こういう事伝えるために音楽やってます。
HEIWA
「俺もさぁまだ平和について考えてから2年くらいしか経ってないけど今からでも遅く無いから、みんなも考えてみてほしい。」
相変わらずなエンターティナーでした。
音楽の基盤としてはメロディックパンクなんだけどそういうガツガツした感じを感じさせない軽快なステージでした。
フェスにおいて昔のペンパルズやPOTSHOTもそうだったけど曲知らなくても盛りあがれるバンドって強いと思う。
昨年はサブステージだったけどこれで三年連続の出演、是非来年も。
毎年バンドTシャツ買うのだが今年はバンアパTシャツ買ったぜ!
なんせKEN YOKOYAMAもHAWAIIAN6も長蛇の列→ソールドアウトだったもんだから。
このバンドベースの人が凄い濃いキャラしてて目立つのだが俺はいつもギターの人に惹かれる。
メンバーと目を合わせるでも無く、客席に目を向けるわけでもなく頭を振りギターを弾く。
彼はもはやthe band apartの音楽とだけ向き合っているのだろう。
ラストの曲が終わり、他のメンバーはまだまだ余韻に浸り、オーディエンスの声援に応えてるがもう彼はステージ上にはいない。
かっかっかっこいー!
ロックだ!
でも昨年のテレビオンエア時にケンコバのインタビューに普通に笑顔で応えてた。
いやいやイメージ。
日本一のフェスバンド!
相変わらずkjちっちゃい!でも存在感がでかい。「静かな日々の階段を」から始まりヒット曲連発。そして近年彼らが追求している『モッシュダイブ以外の夏フェスの楽しみ方』の最終型最新シングル『Velvet touch』『La Bamba』も披露。
そういや数年前までkjがギター持って歌うなんて想像つかなかったな。
そして『音楽好きなのはわかってるんだけど、ミクスチャーロックは好きですかー?』の問いかけのあとに今年も沢山の人の体と心を転がしてきたであろう『ファンタジスタ』
『嫌な事とかいっぱいあるだろうからさせっかくの年に一回のRUSH BALL、ぐちゃぐちゃになって帰ろうぜ!』
そしてラストは『Life goes on』演奏中ギュウギュウ詰めの筈のスタンディングエリア中央部にてみんなが肩を組み大きなサークルが出来ている。
えーこんなの毎回あったっけ?知らねー。
これを観て思い浮かぶのはこの曲の初回特典のステッカー。
とても感動的なステージでした。相変わらず。
近年のDragon Ash、音楽的に第3のピークを迎えてるように感じます。ラップとかやかましいのとかあまり無いです。是非聞いてみてください。
きたー!3年前に初めてこの地でステージを観て完全に俺の心を奪ったKEN YOKOYAMA!気合い入れて前から2列目まで前進!
例年よりはるかに刺繍してる人が多いのはKEN YOKOYAMAが来るから。
NIKE、adidas、CONVERSE、PUMAよりVansのスニーカーのが目立つのはKEN YOKOYAMAが来るから。
黒髪に金のメッシュの奴が多いのはKEN YOKOYAMAが来るから。
いっちゃんわかりやすいPIZZA OF DEATHを纏っているKIDSが多いのはKEN YOKOYAMAが来るから!
ラインナップからしてもパンクバンドが多いしやっぱりその最高峰の人だからまぁ群がる群がる。
三年前。名前は知ってた。誰かも知ってた。HiーSTANDARDの人。ギターの人。歌は知らない。どんなもんかと観てやろうと思った。震えた。今まで観たどのバンドとも違う。キッズを含めた一体感が凄い。普通に会話したりしてる。今まで自分が持っていたかっこいいロックバンド像ってのをついその寸前のROSSOが魅せてくれたのだが完璧に崩れた。なぜ自分はあそこに入れないのか、俺もあそこに入りたい。リベンジを誓った。実はKENも声の調子が悪かったらしく後日コラムでリベンジを誓っていた。
実は間で一回観たけどね。
『いやーRUSH BALL三年ぶりだね。三年前は途中で声が出なくなったからね。』
とにかく相変わらずよく喋る。最早タブー状態であるハイスタの事を話し始めては自分でホッペタを叩く。南の帝王のモノマネをする。他のメンバーが『今日は35分しかないから』と大人しくだまっていても喋る。『今日はTOSHI-LOWとか01ちゃんとか友達多くてさ。楽しいよ』『あとイケメンもいっぱいいるよ。kjとかジェシーとか』『ふうた(愛息)?今日来てるんだ。もう裏でビールばっか飲んで今は寝てるよ』
肝心の歌の方はちょいとおっさんにはきつかったっす。人がとどまることなく頭上に転がってくる。何発蹴られた事か。しかも雨上がりなんで地面はドロドロなもんで。更にステージを観ようにもセキュリティースタッフが視界を遮る遮る。耳だけを傾ける。どバラードでも始まるんじゃないか、とも思えるアルペジオが聞こえる。『Running On The Winding Road』曲がりくねったこの道を走りつづける。全てが瞬間の出来事でした。
夕焼けがとてもきれいでした。
こりゃミッキーマウスだ。
もうくたくただったんでシートゾーンから観てました。ビール飲みながら、ホルモン食べながら。
『ここにいる全ての人たちに捧げます。ここにいない全ての人たちに捧げます。俺たちの事大好きな人たちに捧げます。俺たちの事大嫌いな人たちに捧げます。秋葉原で人を刺した○○くんに捧げます。自殺したあの子に捧げます。聞いてください。人間』パンいちの峯田が歌い出す。長髪でヒゲを蓄えた峯田。次の曲は『SKOOL KILL』激しめの曲。暴れる峯田。マイクをかじる、デコに叩きつける。メンバーにタックルする。客席に飛び込む。他のメンバーも叫ぶ、喚く。きっとこの人たちは手の抜き方を忘れちゃったんだろうなと思う。きっとお母さんとかが見たらみっともないとか思うんだろうな。俺はうらやましく思いました。死ぬ気で生きようと思いました。
『銀河鉄道の夜 第二章』銀杏のもうひとつの魅力でもある柔らかなバラードが夜空に響きわたる。
さっまでが嘘のようにみんな静かに聞き入っている。何もかも忘れて。発信者がパンいちだということも。
今年の峯田は少し穏やかに見えた。昨年のVSロックの神様の様な雰囲気は無くただただ手を抜かず楽しんでいる様子だった。
『お母さんがいちばん好きな曲です』と紹介されたラストのBABY BABY
そして演奏後のマイク無しでの一言『ありがてう!』がそれを象徴させていた。
初RUSH BALLのブラフマンがトリで登場!MC一切無しというこのフェスのトリバンドとしては珍しいがそこは翌日のトリがスカパラということでバランスを取っているのだろう。
しかしまぁこのトシロウも暴れる暴れる。周りに見えない風船でもあるんじゃないかという位空気を殴る蹴る!
峯田がプロレスならこっちは打撃系の格闘技だ。
そして例に漏れず客席にダイブ。
ただそれだけにとどまらずスタンディングゾーンで丸一曲歌いきる!こーれはRUSH BALL史上初めてなんじゃないか。細い目で笑みを浮かべ歌うトシロウのアップがモニターに映し出される。もっとクールなバンドだと思ってました。また一つRUSH BALLの名場面が増えた。新たなカリスマ降臨!
そりゃ人ついてくるわー。そう思いました。
日常ってのがあって毎日こなしてる。この歳になると毎日同じ事ばっかで何の刺激も無い。音楽プレーヤーの発達によって今や音楽が日常に近いところにある。
そんな中で野外ライブってのは非日常で
それからそれから…
かっこいい事書いてまとめたかったけど無理でしたー。
長文失礼しました!ありがとうございました。
RUSH BALLサイコー!
ピース!PEACE!
SEE YOU NEXT SUMMER!
ではなく…
10thアニバーサリーの今年のRUSH BALLはまだまだ終わっちゃいなかった。
誰ひとりとして欠けちゃならねぇ。
だって俺たちはみんなRUSH BALL08の大事な大事なひとかけらだから。
12月28日冬RUSHでまたお会いしましょう!
ピース!PIECE!
SEE YOU NEXT !
今年のフェスファッションはこれで決まり!